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離婚調停は、弁護士をつけなくても問題ありません。
でも現実、離婚調停の段階で弁護士に依頼している人が多い気がします。
なぜ弁護士に依頼する必要があるのか。
調停の段階で弁護士に依頼するメリット・デメリット、さらに弁護士費用は一体どれくらい必要なのかを私の経験を含めてお話ししていきます。
離婚調停に弁護士は本当に必要?
離婚調停は弁護士がいなくても進めることはできます。
ですが、弁護士に依頼したほうが安心であることは確実です。
夫婦によって離婚理由は違えど、離婚調停で話し合う内容は基本みんな同じです。
- 離婚のするかしないか
- 慰謝料の金額
- 親権者の決定
- 養育費の金額
- 面会交流の有無や内容
さらに、別居中であれば婚姻費用の話し合いがありますが、離婚でこれらを決めることは共通して同じです。
これらのことを淡々と決めていくことになりますが、子どもがいる場合は調停内容はなかなかのボリュームになってきます。
ひとりで戦っていくのは、ちょっと心細いところがありますよね。
あとで後悔しないためにも、少しでも自分に有利に進めたいと思うのは、当然のこと。
そこに弁護士がいるのといないのとでは、心持ちはもちろん、離婚内容までもが変わってくるかもしれないのです。
離婚調停で弁護士に依頼するメリット
離婚調停で弁護士に依頼するメリットは、4つあります。
調停委員に本気度を見せつけられる!
調停で弁護士をつけているかいないかで、調停委員からの印象が変わることがあります。
弁護士がいることで、離婚を本気で考えていると思わせるのです。
弁護士は法律の専門家です。
法律から見た観点で正当な主張をしてくれるので、調停委員もあまり突っ込むことができません。
とくに子どもの親権を主張して負けたくない人は、弁護士をつけたほうが安心かと思います。
子どもの人生にも関わることですから、妥協したくないところはあります。
離婚調停に必要な書類、弁護士に全部丸投げ!
離婚調停に必要な書類は、始めは申立書。
申立書は難しいものではないので自分で用意することはできますが、本当に合っているかなど不安なところもたくさん出てくると思います。
さらに陳述書、子の監護に関する陳述書(こちらは調停ではない場合もあります)など、必要な書類が出てきたとき、弁護士に任せることができたら安心ですよね。
離婚調停で緊張…でも大丈夫!弁護士が助けてくれる!
初めての調停は、誰でも不安なものです。
自分の言いたいことが100%言えるとは限りません。
調停の雰囲気に流されて、言いたいことが言えないことも考えられます。
弁護士がいれば、調停前にあらかじめ弁護士と打ち合わせもしますし、本番に調停委員にうまく伝えられなかったとしても、弁護士が助けてくれるでしょう。
ひとりで戦わなくていいと思うだけで、精神的にかなり安心かと思います。
離婚調停が不成立になっても、そのあとの流れがスムーズ!
残寝ながら、調停が不成立になってしまうことも無きにしも非ず。
調停が不成立になれば審判、それでもダメなら離婚裁判になります。
裁判になれば、どちらにせよ弁護士が必ず必要になります。
調停からの流れで同じ弁護士にお願いすれば、調停が不成立になってもそのあとの手続きがスムーズに!
急いで弁護士を探さなくてもいいですし、調停内容も把握してくれているのですぐに裁判の準備をすることができあます。
離婚調停で弁護士に依頼するデメリット
弁護士に依頼することのデメリットは、たったひとつ。
多額の費用がかかることです。
これでは、気軽に依頼することができません。
弁護士に依頼することでどれくらい費用がかかるのか、相場はどれくらいなのか、説明していきます。
離婚調停で弁護士に依頼する費用の相場は?
やはり弁護士に依頼すると、それなりの金額が必要になります。
どれくらいかかるのか、目安にしていただければと思います。
①相談料
弁護士を依頼する前に、弁護士に直接会って離婚内容などを相談することができます。
地域にもよりますが、大体時間は30分~1時間、金額は5千円~1万円が相場です。
一発目に相談した弁護士との相性がよければいいですが、話してみて相性がよくないなと感じることもあります。
そのときはまたほかの弁護士に相談しなければいけないので、どんどん相談料はかさんでいきます。
着手金
正式に依頼とになると、まずは着手金を払います。
こちらも地域によりますが、20万から40万円前後が相場です。
弁護士事務所のホームページを見ると、料金を記載しているところもたくさんあるので、相談する前にあらかじめ調べてみてください。
[st-kaiwa-693]ちなみに私は裁判をするときに、弁護士を探して依頼しました。
着手金は17万円でした。私が住んでいる地域は弁護士料の相場が安いので、全国的にもかなり安いと思います。[/st-kaiwa-693]
報酬金
調停や裁判が成立したとき、慰謝料、財産分与、婚姻費用、養育費をそれぞれもらえることになったとします。
それらのお金を支払ってもらえるようになったのは弁護士の力添えであるため、お礼に支払うのが報酬金です。
ほとんどが、慰謝料の金額の10%とかです。もらえる金額によって、報酬金も変わってきます。
離婚調停はどんな弁護士に依頼すればいい?
どんな弁護士に依頼するのがいいのか、ここはとても重要です。
過去記事、【離婚調停】弁護士選びは大切!後悔しないための選びかたでも説明したのですが、一緒に戦っていく戦友ですので、弁護士選びはとても大切なのです。
弁護士選びで重要なポイントを押さえておきましょう。
依頼人の話をしっかり聞いてくれる
依頼人の話をしっかり聞くというのはあたりまえのことではありますが、自分が話しやすい聞きかたをしてくれるかたがいいですよね。
最初に弁護士相談に行ったときに、しっかり意思疎通できる人なのか、弁護士の雰囲気をつかみましょう。
相談する中で直接話して、よく話を聞いてくれて、細かい不安やアドバイスを的確にくれる人がいいですよね。
離婚問題に強い!
弁護士にも得意不得意の分野があるので、弁護士だからと言って離婚問題に詳しいとは限りません。
とくにDVやモラハラを理由に離婚する場合は、弁護士に理解してもらえないと厳しいので、そういう案件を多く手掛けてる人や詳しい人を探しましょう。
その分野に詳しい人でなければ、ただの夫婦喧嘩の延長と見られてしまうこともあります。
本気で戦いたいなら、その分野に強い人を選びましょう!
不利なこと・無理なことはしっかり分別してくれる
調停にしても裁判にしても、妥協しなきゃいけない部分や、どうしても無理なことがでてくるかもしれません。
不利なこと・無理なことがあれば、これからの見通しを弁護士は説明してくれます。
ただやみ雲に戦うことがすべてではありません。
できないことはできないと、しっかり分別して説明してくれる信頼関係は必要不可欠です。
最終的に決定権があるのは自分自身ですが、指摘やアドバイスをもらえれば、心持ちも違ってきます。
離婚調停で依頼する弁護士の探しかたは?
離婚調停で弁護士は本当に必要?依頼するメリットデメリットについてまとめ
弁護士を依頼することでのデメリットは、やはり費用の工面ですよね。
費用の面で悩んでいても、とにかく相談だけでもいってみて欲しいです。
悩んでることが明確になって心もラクになりますし、費用のことを相談してみてもいいと思います。
分割の支払いに対応しているところもたくさんありますので、費用の面でもなんとかなるかもしれません。
まずは行動してみることが大切です☝